自分って、なーに?

■4月の日曜日のポコ・ア・ポコがありました。16家族のみなさまに来ていただきました。人数のわりにこじんまりとした空間で、ひとりひとりのお子さんとの距離も短く感じられました。カップにゴセックの「ガボット」を使って、中間部にお茶のお手前の動作を入れてみました。子どもたちの注視はいつになくしっかり感じました。すごいと思いました。物語ることの力、ストーリーとしての音楽療法の場の在り方を考えてしまいました。
■次回5月で日曜日のポコ・ア・ポコは1周年を迎えます。今日は開けた窓から気持ちのいい風が入ってきました。そんな頃に始めた日曜日のポコ・ア・ポコだったと、まだ1年ということが信じられないくらいたくさんのことがありました。お子さんを参加させてくださる保護者のみなさま、スタッフのみなさまに深く感謝しています。
■子どもたちの服は初夏のカラーでした。髪を切ってさっぱりとした子もいました。それだけでなく、身のこなしや私との言葉のやりとりなどが目的的になっていたりと成長を感じました。見かけ上の「できる」「できない」ではありません。1月でこんなに印象が変わるのは春だけのように思います。暖かい時は子どもの成長も大きい!?
■今日は風がすごく心地よかったです。シャボン玉もちょっと風に吹かれて上へと上がっていきました。セッション前には何回しても作れなかった大きなシャボン玉がセッションではできて、その大きなシャボン玉が上へと上がって、そして、はじけて消えて、みなさんからため息がこぼれました。
■記録用のビデオカメラのモニタをレンズと同じ方向にして後片付けまで残っていたふたりの子どもに見せました。ふたりとも自分が映るモニタをじっと見つめて微笑んでいました。自分がリアルタイムで見えることのおもしろさと意味をあらためて実感しました。自分って、なーに? これは発達の課題であり、哲学です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です