日別アーカイブ: 2004-01-15

間主観性が支える生きる力

■ビデオキャプチャのDVフォーマット出力モデルを買ってしまって、確かに高画質で1コマ単位の編集ができるのだけどDVフォーマットだとHDDをやたら食うなぁ…と今頃になって思うことが多い。キャプチャしたらその都度DVDに焼いてしまえばいいだけですけどね…私のIEEE1394のHDD、60GBだとおよそ5.5時間分です。作業領域もいるから特集番組だと2本がいいところです。でも、相当なクオリティはあるから、ま、いっか、というところです。
■AAC(Augmentative & Alternative Communication=拡大代替コミュニケーション)へのニーズに応えるための教材をあれこれ作るようになってきました。コンピュータは私の強い味方です。そして、自閉症スペクトラム障害など脳神経の仕組みまで考えないと支援の見通しがつきにくいケースに対応する度にコンピュータのことを思い浮かべます。ある意味、汎化が究極の課題のコンピュータはハードの進歩でキャパシティを広げてきています。でも、“人間のハード”は研究や開発でどうかなるというものではありませんね。治療的教育プログラムが“人間のハード”のキャパシティを広げる効果的な手段であるはずです。特別支援教育への移行はまさに教育の力の試金石となります。
■昨年夏に千葉淑徳大学で聴いた鯨岡峻先生の講義のことをよく考えます。冬休みに講義メモをワードファイルに整理しました。「間主観性の鯨岡」と言われているとのことですが、みんなみんな、間主観性がQOLの源のひとつとなっているのではないでしょうか。間主観性とはわかりにくい訳語です。英語ではintersubjectivityです。「主観性(subjectivity)が交わる(inter)」という説明がわかりやすいですね。人と人との心の通じ合いということです。関係性という言葉とも通じるところです。教育のプロはそのことを何よりも大切にする姿勢が必須だと考えています。間主観性が支える一瞬一瞬の輝きが私たちの生きる力の源ですね!
■10月10日アップのフランスのおみやげはシュガースティックとのことです。それにしてもなんとエレガントなこと!
■NHK-TVの「今日の料理」のテーマ曲をよく聴くとABAのBの部分がなくなっていることに気づきました。わずか22秒! こんなことになっているとは…うーん、どうしようかと悩むのだ! シンセサイザーの打ち込みをしようか…