日別アーカイブ: 2003-02-20

連続するADHDとLDとHFA

■昨夜は鮭チャーハンを作ってみました。鮭は予め焼いてほぐしておきます。みじん切りのタマネギを油で炒めてネギも軽く炒めます。卵を割って入れてすぐご飯を入れます。あとはよく炒めて鮭と鶏がらスープを入れ、水気がなくなったらできあがり! これがおいしい!
■私はネギをよく使います。ラ・ベットラ・ダ・オチアイ(東京銀座3丁目)でトマトソースのパスタにチャイブが入っていて、その香りと彩りがトマトソースをきりりと引き締めていました。チャイブは庭に植えたもののなかなか殖えないのでネギを使っています。ネギはチャイブに比べてより味わい深さがあるように思います。
■今日、TEACCHの研究で知られている佐々木正美先生の講演を聴きました。演題は「自閉症/広汎性発達障害とバリアフリー~視覚的構造化と意味のあるコミュニケーション~」です。レジュメのテーマは「注意欠陥多動性障害ADHD、学習障害LD、高機能自閉症HFA」とありました。演題と異なる内容かと思っていましたが、佐々木先生の冒頭の言葉でその意味がわかりました。ADHDもLDもHFAも連続体だというのです。私が個人的に子育ての相談を受けているケースも、診断がADHDでも自閉症でも親が困っていることの中身は共通するところがあるのです。(ちがいはもちろんあります。)ADHDもLDも自閉症も、脳内の情報伝達の不具合が関係しているらしく、症状に共通点があることは想像できます。診断は大事です。でも、診断名が出たからといってその子どもが必要としている支援の具体的な内容がマニュアル通りすぐ決まるわけではない。その子の文脈を読んだ上で個別の支援の内容が決まってくる。もちろん、保護者といっしょに考えて合意していくことだ。今、親が何を困っているか、将来こうあってほしいという願いをきちんと理解して支援の内容が決まってくるのです。
■それにしても、自閉症スペクトラム障害の人たちへの理解の何と進んでないことか。他人のものの感じ方を理解することは難しい。自閉症スペクトラム障害の人たちのものの感じ方は尚更だ。でも、それを理解できなくては何事も進まない。(今日はこれくらいにしておきます)